その前に:自分で替えられる立場かを確認する
持ち家・戸建てなら、契約者は自分自身なので、LPガス会社を自分で選んで乗り換えられます。一方、賃貸住宅ではオーナーや管理会社がガス会社と契約しているため、入居者個人では替えにくいのが実情です。賃貸の場合の考え方は賃貸住宅のプロパンガスにまとめています。ここから先は、自分で会社を選べる持ち家を前提に進めます。
乗り換えの6ステップ
- 現状把握:まず検針票で、使用量・請求額・基本料金・設備料金・従量単価を確認します。いまの料金の内訳がわからなければ、何と比べるべきかも決まりません。(検針票の見方)
- 相場と照合:同じ使用量で、地域の平均より高いかどうかを確かめます。LPガスには事業者別の公的な料金表がないため、地域平均との照合が現実的な目安になります。(料金相場の見方)
- 候補を集める:複数のLPガス会社へ見積もりを依頼するか、一括見積もり・切替サービスを使います。これらのサービスは紹介手数料で成り立つビジネスである点を理解したうえで利用すると安全です。(適正料金の調べ方と乗り換えの注意)
- 契約条件の確認:提示された単価だけで決めず、値上げ時のルール、設備費の扱い、最低利用期間や解約条件まで確認します。当初の単価が安くても、後からの値上げで割高になることがあります。
- 既存会社の精算確認:無償貸与の設備の残債や精算金、配管の所有関係、解約に伴う費用を、いまの会社に確認します。乗り換えを伝えると、引き止めのための値下げ提案が来ることもあります。
- 切替手続き:新しい会社が開栓とボンベの設置を行い、旧会社が設備を撤去します。検針日や最終精算の段取りを両社と確認しておくと、切替前後の請求で混乱しません。
注意したいこと
乗り換えで最も気をつけたいのは、当初だけ安く提示し、後から段階的に値上げしていく「値上げの連鎖」です。契約時に提示された単価が、いつ・どんな条件で変わり得るのかを書面で残しておくと、後の確認がしやすくなります。紹介サービスの読み方や精算金の考え方など、より詳しい注意点は適正料金の調べ方と乗り換えの注意にまとめています。


