LPガス料金の基本的な構成
LPガス(プロパンガス)の料金は、通常「基本料金(毎月一定の固定額)」と「従量料金(使用量m³×従量単価)」で構成されます。 LPガスは都市ガスや電気と違って公定価格ではなく自由料金のため、同じ使用量でも会社や地域によって単価にばらつきがあります。つまり検針票の金額は、まずこの2つの内訳に分けて見るのが出発点です。
「設備料金」という3つめの区分
2025年4月に施行された三部料金制により、これまで基本料金などに紛れてあいまいだった設備の費用を、「設備料金(設備利用料)」として基本料金・従量料金とは分けて表示する運用になりました。検針票でこの3区分が別々の行で記載されていれば、何にいくら払っているかを把握しやすくなります。
検針票で確認したいポイント
- ① 基本料金(円)がいくらか
- ② 使用量(m³)
- ③ 従量料金・従量単価(1m³あたりいくらか)
- ④ 設備料金が基本料金・従量料金と別の行で記載されているか
- ⑤ エアコン・Wi-Fi・リース機器などガスと関係ない費用の項目がないか
CHECK
⑤について、2025年4月以降はガスと無関係な費用をガス料金に 計上することは認められていません。賃貸住宅の場合は、ガス機器以外の消費設備にかかる費用の計上も禁止されています。見覚えのない項目があれば、ガス会社に内訳を確認するとよいでしょう。
内訳が分かると相場と比べられる
基本料金と設備料金が分かると、請求額からそれらを差し引いて使用量で割ることで、実際に支払っている「実効の従量単価」を逆算できます。この単価を地域の平均値と並べれば、自宅の料金水準が見えてきます。 LPガスは自由料金のため、金額だけを見て「高い」「安い」と単体で判断することはできません。石油情報センターが公表する地域平均との照合が、客観的に比べるうえで有効です。
賃貸住宅で気をつけたいこと
賃貸住宅では、ガスの契約者がオーナーや管理会社になっていることが多く、入居者がガス会社や単価を選べないケースがあります。その場合でも検針票の内訳を確認し、相場と離れていないかを把握しておくことは、管理会社へ相談する際の手がかりになります。
